会長挨拶

第75回日本皮膚科学会中部支部学術大会
会長 森田 明理(名古屋市立大学大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科学 教授)

「皮膚科を学ぶ・楽しむ・つながる」をテーマに、第75回日本皮膚科学会中部支部学術大会を名古屋の地で、名古屋市立大学皮膚科が担当校として開催をいたします。先回、名古屋市立大学が担当しましたのは、第50回であり、当時実行委員長として開催のお手伝いをしてから、四半世紀を経て開催することなり、感無量です。25年を経た今、皮膚科の診療、おかれている立場や他の診療科との連携も大きく変わりつつあります。会場は、名古屋駅直結の名古屋マリオットアソシアでの開催予定です。基本は現地に集まっていただけるような準備とさらに、ご都合や遠方で参加できない皆様のためにも、一般演題以外の3会場はWeb配信も予定しております(ハイブリッド開催・一般演題やKeynote lectureはWeb配信をしません)。非常に多くのプログラムがあるため、やや懇親会は短い時間となりますが、開催いたします。

さて、テーマの「皮膚科を学ぶ・楽しむ・つながる」に合致するように、私、事務局長の西田絵美教授(名古屋市立大学医学部附属西部医療センター皮膚科学教授)、実行委員長の真柄徹也(いなべ総合病院)とともに、様々な工夫をしてきました。「治りにくい皮膚病どうする」では、土曜・日曜を通じて、それぞれご専門や得意分野をもつ先生方から、約40ぐらいのご講演、さらに、本学会にあわせて、ご講演をされる先生方にご執筆いただいた「治りにくい皮膚病どうする」を発刊いたします(メディカルレビュー)。

5つの特別講演、7つの教育講演、3つのシンポジウム+2つのスポンサードシンポジウム(レクチャー)、10を超えるKeynote lecture、3つのワークショップ、1つのハンズオン、共通講習(医療安全・医療制度・医療福祉精度)を用意しております。アジアを中心に10名以上の海外の皮膚科医の先生方にご講演をお願いしています。

まず、会長講演として、「皮膚科生き残りをかけた大きな戦略」を話させていただき、特別講演では、アジア(余 幸司先生)、ドイツ(Thomas Tuftung教授)、アメリカ(Robert A Schwarts教授)の先生方に、お話をいただき、トップサイエンティストに会いたいでは、最先端でありながらも臨床につながるお話を東京大学医科学研究所所長の中西真先生、大阪大学免疫学フロンティア研究センター(拠点長)竹田潔教授、名古屋大学大学院医学系研究科・分子細胞免疫学 西川博嘉教授からご講演をいただきます。また、イモトのWifiやにしたんクリニックで有名なエスコムグローバル株式会社代表取締役社長の西村誠司様にも、ご講演をいただきます。

また、例年どおりの共催セミナーもあり、専門性の高いお話しをうかがえると思います。
このように、非常に盛りだくさんな内容です。是非、多くの皆様のご参加、一般演題の申込みをお願いします。