会長挨拶

第75回日本皮膚科学会中部支部学術大会
会長 森田 明理(名古屋市立大学大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科学 教授)

2024年10月12日(土)、13日(日)の2日間、「皮膚科を学ぶ・楽しむ・つながる」をテーマに、第75回日本皮膚科学会中部支部学術大会を名古屋の地で、名古屋市立大学皮膚科が担当校として開催をいたします。前回、名古屋市立大学が担当しましたのは、辻卓夫前教授が主催された第50回(1999年)であり、当時、私が実行委員長として開催のお手伝いをしてから、四半世紀を経て開催することとなり、まさに感無量。25年を経た今、皮膚科の診療・治療、皮膚科のおかれている立場や他の診療科との連携も大きく変わりつつあります。会場は、名古屋駅直結の名古屋マリオットアソシアホテルでの開催予定です。基本は現地に集まっていただけるような準備とさらに、ご都合や遠方で参加できない皆様のためにも、一般演題以外の3会場はWeb配信も予定しております(ハイブリッド開催・一般演題やKeynote lectureはWeb配信をしません)。非常に多くのプログラムがあるため、やや懇親会は短い時間となりますが、開催いたします。

大会のテーマ

テーマは、「皮膚科を学ぶ・楽しむ・つながる」に合致するように、私、事務局長の西田絵美(名古屋市立大学医学部附属西部医療センター皮膚科学教授)、実行委員長の真柄徹也(三重北医療センターいなべ総合病院)とともに、様々な工夫をしてきました。

「治りにくい皮膚病どうする」の40以上のレクチャーと「治りにくい皮膚病どうする」の発刊

まず、「治りにくい皮膚疾患・どうする」では、土曜・日曜を通じて、それぞれご専門や得意分野をもつ全国の先生方から、40以上のご講演、さらに、本学会にあわせて、ご講演をされる先生方にご執筆いただいた「治りにくい皮膚疾患・どうする」を発刊いたします(メディカルレビュー)。一般演題の登録や、来場したいただいた参加者の皆さん1000名(先着)に、この「治りにくい皮膚疾患・どうする」を贈呈します。

トップサイエンティストに会いたい

トップサイエンティストに会いたいでは、最先端でありながらも臨床にもつながるお話を3名の先生方にお願いしております。東京大学医科学研究所所長の中西真教授、大阪大学免疫学フロンティア研究センター(拠点長)竹田潔教授、名古屋大学大学院医学系研究科・分子細胞免疫学 西川博嘉教授からご講演をいただきます。

海外から10名の招待講演

さらに、アジアを中心に10名の海外の皮膚科医の先生方にご講演をお願いしています。まず、世界最大級の3つの皮膚科施設から、上海復旦大学付属崋山病院皮膚科のFlora Leihong Xian教授、北京大学皮膚科のYang Wang教授、National Skin Center SingaporeのHazel Oon先生に、白斑、皮膚T細胞性リンパ腫、乾癬のご自身の研究をふくめて、最先端の話題をお話しいただきます。その他、ご講演いただく先生方のお名前をすべて上げることができず、本当に申し訳ありませんが、7つの教育講演、3つのシンポジウム+2つのスポンサードシンポジウム(レクチャー)、10を超えるKeynote lecture、3つのワークショップ、1つのハンズオン、これ以上ないというぐらいの企画をしています。皮膚外科セッションでは、「みんな、メスを持とう! ~皮膚外科の楽しさを語らう~」では、「あなたの知識はどこまで深い? 皮膚外科クイズセッション」や「みんなの困った症例、迷った症例を検討しよう」など、参加型のセッションも満載です。

皮膚科生き残りをかけた大きな戦略

会長講演として、「皮膚科生き残りをかけた大きな戦略」を話させていただき、特別講演では、島田眞路先生、山本明美先生に、皮膚科医として私たちが進むべき道を教えてもらいます。さらには、海外のシニアドクターから、アジア(余 幸司教授)、アメリカ(Robert A Schwartz教授)の先生方にも、皮膚科の将来を考えたお話をいただきます。

共通講習も取れますよ!

4つの共通講習(医療安全・医療制度・地域医療・医療福祉制度)を用意しております。また、イモトのWifiやにしたんクリニックで有名なエスコムグローバル株式会社代表取締役社長の西村誠司様にも、ご講演をいただきます。

是非、全国から多くの皆様のご参加を期待しております!

例年どおりの共催セミナーもあり、専門性の高いお話しをうかがえると思います
このように、非常に盛りだくさんな内容です。是非、多くの皆様のご参加、一般演題の申込みをお願いします。